ハードウェア キーボード レイアウトの変更
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Windows 10 において、日本語 IME のオプションに「ハードウェア キーボード レイアウト」という設定項目がある(ということを今日初めて知った……)。
この設定では「日本語キーボード(106/109 キー)」と「英語キーボード(101/102 キー)」を選択出来る。これによって下記のレジストリが変化する。
Registry path: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters
名前 | 種類 | 日本語(106/109 キー) | 英語(101/102 キー) |
---|---|---|---|
LayerDriverJPN |
REG_SZ |
kbd106.dll |
kbd101.dll |
OverrideKeyboardSubtype |
REG_DWORD |
2 |
0 |
OverrideKeyboardType |
REG_DWORD |
7 |
7 |
日本語キーボードと英語キーボードとをどうやって識別しているか軽く調べてみた結果、恐らく LayerDriver JPN
エントリの値を見ているだけと思われる。OverrideKeyboardType
などをいくら変更しても何も変わらなかったが、LayerDriver JPN
をちょっとでも標準の kbd106.dll
または kbd106n.dll
から変更すると「英語キーボード」が勝手に選択されていた(オプション画面を閉じておいて再度開きに行けば反映されている)。この設定があれば、以前の Windows よりは楽に JIS 配列と US 配列の行き来が出来るようになるので、まあ少なくとも改善と考えていいと思われる。
この設定を調査している中で、最初の1回だけ日本語キーボード設定に戻したら LayerDriver JPN
が kbd106n.dll
になっていたのだが、あれは何だったのか……。その後再現せず。すっきりしないけどまあ、大差はないしどうせ使わないキーだし、ここで出来る設定変更は自分に関わりないし、面倒くさいので調査はここまで。